資料室

手軽にできる 転倒予防体操 Part-5

「ぬいて ぬいて 余分な力 心も体も柔軟に」

今回のテーマは「リラクセーション」です。
私たちには日頃、力を込める動作が沢山あります。 とくに、脚は起きてから寝るまでの間、常に使っており、疲労が溜まることで脚が上がらずもつれたりと転倒の危険につながります。
また、年齢を重ねると、筋力が低下したり、柔軟性が衰えてきます。
積極的にリラクセーションすることは、体だけでなく、心にも余裕を作り出し、不用意な動作をなくします。
次の体操をして、心も体も転ばない元気を作りましょう。

[肩の上げ下ろし]

  1. 息を吸いながら両肩を持ち上げ、耳に近づけます
  2. 息を吐きながら、両肩をストンと下ろします(肩を下ろすときは力を抜きましょう)
  3. 3〜5回繰り返しましょう

[股関節ほぐし]

股関節ほぐし(1)
股関節ほぐし(2)
  1. 両膝を立てて、仰向けになります(片膝でも可)
  2. 右(左)膝をゆっくりと開き、股関節の力を抜きます
  3. 左右ともに3〜5回繰り返しましょう

[ブラブラ体操]

ブラブラ体操(1)
ブラブラ体操(2)
  1. 仰向けになり両脚を上にあげます
  2. 膝からつま先の力を抜いて、細かく振り動かします
  3. 5〜10秒間程度行いましょう
  4. 少し休んで、もう一度繰り返しましょう
  5. ※脚を上げ振るのが難しい方は、壁に脚を15秒程立てかけておきます

[リラクセーションあれこれ]

上の体操のほかにも、揉む、叩く、摩る、なども効果的です。
疲れている部分の強ばりをスッキリさせましょう。

たたく(1)

たたく(2)

さする

もむ

いかがでしたか?
力を抜くということは、簡単なようで意外と難しいものです。
力を抜くコツを身につけることは元気な体づくりや転倒防止においての予防策です。
これから寒さが厳しくなってきます。
リラクセーション体操で血行を良くし、疲労を溜めないようにしましょう。

次回のテーマは「転倒しない体づくり」です。