介護予防に役立つ スポーツ・レクリエーション活動 Part-6
「主役となるのは私!」
自己の意欲を高めよう
私たちはスポーツ・レクリエーション活動で、「さまざまなことをしようとする“自ら起こりうる意欲(働きかけ・ムーブメント)”」が、より大きな効果を生み出すことを確かめてきました。
「より良く」を目指す上で、今あるところから一歩踏み出すことが大変重要であり、それが生活の快を実現させるのです。
そのため、さまざまな活動をその人に合わせて工夫したり、スポーツや運動・遊びを心から楽しむことが望まれます。
そこには多くの人との触れ合いがあり、お互いが影響しあいながらコミュニケーションをとりあうことで人間関係を円滑にさせます。
また相手がいることは活動を続けていく要因ともなります。
スポーツ・レクリエーション活動は、心の意欲をはじめ、健康な体を維持増進することはもちろん、多くの人との関わりを深めます。
それに自分自身の心身をより良く安定した状態に保つなど、まさに介護予防を実践していくための最良のものとなります!
自分たちで創ろう!!
スポーツセンターで行われている教室「健康クラブ」では、参加される皆さんが「こんなスポーツしてみたい」「仲間と一緒に活動したい」と、自分たちで意見を出し合いながら主体的な活動をしています。
つまり、誰もが指導者であり参加者なのです!
健康クラブのモットー、
主役は自分たち!
みんなで相談!
何しよー!これしたい!
工夫が楽しさを生む
「こうすればできる」「こんなのどう?」など、ちょっとした工夫をすると、あら不思議!新たな楽しみを発見できます。 新鮮味もあって、またまたやる気が湧いてきます!!!
1,ボッチャ
この競技は重度障害の方もでき、パラリンピック種目にもなっています。赤と青のボールをいかに白のジャックボールに近づけられるか。チームでの頭脳戦が見もの!
2,簡単手作り誰でもボッチャ
用具を工夫すれば同じように楽しめます
[作ってみよう]
1、3色Bテープ・新聞→くしゃくしゃにしBテープを巻く→完成版(可能なら鈴入り版も)
・違ったルールでも楽しめます
[ゲーム]
2、輪っかに入れる・番号に載せる→牛乳パックランプスを使用
プラスの気持ちを胸に!!
一日の生活時間の中で楽しいと感じることのできること、ワクワクウキウキしていることが、自分にとってのレクリエーション実践といえます。
生活のあらゆる場面にそのヒントはたくさんあります。
それらを工夫し、より自分たちに合わせて(アダプトさせる)楽しむということが自分自身のライフスタイルを形作っていき、QOLも向上し達成感を味わうことと思います。
達成感は「楽しい」や「嬉しい」などのプラスの気持ちを生み、「またやってみたい」「続けていきたい」という自己の意欲を必ず高めてくれるはずです!
ぜひ、皆さんも自分なりのレクリエーション実践してみましょう!!!
来年度はさまざまなスポーツについてクローズアップします。乞うご期待!