介護予防に役立つ スポーツ・レクリエーション活動 Part-1
「よい遊びをしましょう!」
今年度のテーマは「介護予防に役立つスポーツ・レクリエーション活動」です。 昨年度は介護予防を「心、身体、脳」のポイントに分けて、それぞれ体操を行い、日常活動を増やし社会参加を進めてきました。 今年度はこの介護予防を進めて行く上で、スポーツとレクリエーションが持つ役割・効果について取り上げていきます。
レクリエーションの効果
レクリエーションが持つ介護予防の役割は……
・身体的効果 ・精神的効果 ・社会的効果
大きく分けるとこのようになります。
レクリエーションはともするとゲームや集団で行うものといった、特定の活動であると少々狭い考えに思われがちです。
しかし、日常生活の中にはレクリエーションの場面が多くあります。
レクリエーションとは、「生きていることをより実感し、その喜びを高めていくため、主に自由時間での遊びや各々の活動を促し、遊びや活動に対するよい知恵をつけようとする働きかけ(心のムーブメント)」といえます。 自由時間でのそれは、生活のすべてにおいて多くの富をもたらすことでしょう。
よい遊びをしましょう
では、どのように活動したらいいでしょうか? ひとことでいうと、『よい遊びをしましょう!』ということです。
遊びの中でもいい遊び方と悪い遊び方といわれるように、スポーツにおいても度が過ぎれば、かえって身体を「こわす」結果となってしまいます。 何事も上手に行うことが大切になります。
そのために最も重要なものが自分自身の気持ち、意欲、心の高揚となります。はじめは「下手の横好き」でいいのです。
その一歩を踏み出すことでの心の移り変わりが一番大切なのです。
活動は、個人で楽しむもの、少人数で楽しむもの、グループや大勢の人々と楽しむものまで多種多様です。
運動・スポーツに例えるならば、個人種目、対人スポーツ、チームスポーツはもちろん、軽体操やリラクゼーション・癒しなども当てはまります。これらが生きる活力を創るのです。
介護予防体操
元気ツイスト(姿勢・お腹の力をつける)
- 足は肩幅に開いて、両肘を曲げて構えます
- 腰から右(左)に上体を捻ります
- 呼吸を止めないように、左右交互に8回行いましょう
- ※椅子に座ってもできます
【バリエーションとして】
身体を捻った時に、ボクシングのパンチのようにして片方の腕を伸ばすこともできます。
スポーツ・レクリエーション活動
総合・多摩の両スポーツセンターでは年間を通して、さまざまなスポーツ・レクリエーション活動が教室や行事として行われています。
<平成20年度の主な事業・教室>
- レクリエーション・スポーツ(総合・多摩)
- 健康クラブ(総合・多摩)
- みんなで卓球(総合・多摩)
- アーチェリー入門(総合)
- はじめようテニス入門(総合)
※詳しくは、各センター年間事業案内をご覧ください
介護予防の目的は、身の回りの事をできるだけ自分で行うなど、他に頼る場面を少なくして日常活動を行えるようにすることです。
そして、日々の生活を有意義に且つ、余裕を持って豊かな人生を過ごそう、ということが大きな目的となります。
春もいよいよ緑を増してきました。街のあちらこちらが華やいでいます。
ぜひ、足を運んで障害者スポーツセンターのさまざまな教室や人々と楽しく気持ちのよい汗を流してみましょう。
スタッフ一同お待ちしております。