公益社団法人東京都障害者スポーツ協会
カスタマー・ハラスメントに対する基本方針
令和7年7月1日 会長決定
1 はじめに
私たち公益社団法人東京都障害者スポーツ協会(以下「協会」という。)は、「いつでも、どこでも、いつまでも 進めます!スポーツをもっと身近に」という基本理念のもと、「安全・安心」なスポ―ツ活動を提供するため、サービスの向上を目指しています。
協会が実施する事業・サービスの利用者等によるご意見・ご指摘・ご要望には真摯に耳を傾け、誠実に対応してまいります。
しかしながら一方で、協会の業務に従事する就業者(以下「就業者」という。)に対する暴言・暴行など、著しい迷惑行為等のカスタマー・ハラスメントについては、就業者の人格や尊厳を傷つけ、就業環境を害するものであるとともに、円滑な事業の遂行とサービスの利用を阻害するものであり、けっして認めることはできません。
そのため、協会はここに「カスタマー・ハラスメントに対する基本方針」を定め、カスタマー・ハラスメントの防止に主体的かつ積極的に取り組みます。
2 カスタマー・ハラスメントの定義
協会では、カスタマー・ハラスメントを「協会が実施する事業・サービスの利用者等から就業者に対し、その業務に関して行われる著しい迷惑行為であって、就業環境を害するもの」と定義します。
※「事業・サービスの利用者等」とは、協会が実施する事業に参加する者、協会が指定管理者として運営する各センターを利用する者又は協会の業務に密接に関係する者であって、就業者が応対するすべての人をいいます。
※「就業者」とは、協会が雇用する常勤・非常勤職員だけではなく、派遣職員その他講師やスポーツボランティアなど協会の業務に従事する者を含みます。
具体的には、以下のような行為を指します。あくまでも例示であり、これらに限るものではありません。電話やインターネット等による行為も含みます。
- ・暴力行為
- ・暴言・侮辱・誹謗中傷
- ・威嚇・脅迫
- ・従業員の人格否定・差別的な発言
- ・土下座の強要
- ・長時間の拘束
- ・社会通念上、相当な範囲を超える対応の強要
- ・合理性を欠く不当・過剰な要求
- ・会社や従業員の信用を棄損させる内容や個人情報等をSNS等へ投稿する行為
- ・従業員へのセクシャルハラスメント、SOGI※ハラスメント、その他ハラスメント行為、付きまとい行為など
※「SOGI」とは性的指向と性自認の頭文字をとった略称
3 協会内の対応
- ・カスタマー・ハラスメントから就業者を守るため、発生時に迅速かつ適切な対応がとれるよう、体制を整備します。
- ・より適切な対応のため、警察や弁護士など外部専門家と連携します。
- ・カスタマー・ハラスメントを受けた就業者の心身の健康にも配慮し、アフターケアの体制を整備します。
- ・カスタマー・ハラスメントへの適切な対応ができるよう、対応方法や手順など必要な知識を付与するとともに、就業者自らがカスタマー・ハラスメントを行わないよう、必要な研修を行います。
4 カスタマー・ハラスメントへの対応
- ・カスタマー・ハラスメントに対しては、毅然と対応し、その行為の中止のため注意・警告をさせていただきます。
- ・状況によっては警察に通報するなど、しかるべき対応をとらせていただきます。
- ・施設利用等をお断りすることや、誓約書の提出を条件とするなど必要と認める措置をとることがあります。
5 利用者等の皆様へのお願い
私たち協会は、都民の皆さまに安全・安心なスポーツ活動を提供できるよう、一丸となって取り組んでまいります。法令順守のもと、カスタマー・ハラスメントへの取組を推進してまいりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。