会場マップ・競技紹介

100分の1秒、1cmの差が勝敗の決め手となり、障がいに合わせて用具を巧みに使いこなし、自らの限界に挑戦する選手の集中力や躍動感が見どころです。

バドミントンは東京2020大会から正式競技に採用され、健常者のバドミントンと同様に、ネットを挟んでシャトルを打ち合います。相手の厳しいコースをついたり、前後に揺さぶったりと、テクニカルで戦略的な攻撃が見どころです。

ジャックボールと呼ばれる白い目標球に、ボールをいかに近づけられるかを競います。知的な戦略と鍛錬されたテクニックによる試合展開が見どころです。

視覚障がいの選手たちが行うチームスポーツで、鈴が入っているボールを転がし合い点を奪い合う競技です。ボールの音や相手選手の足音など、視覚以外の感覚を使って繰り広げられる、攻守の駆け引きが見どころです。

パワーリフティングは、東京1964大会からの正式競技です。下肢に障がいがある選手が上半身の力を使ってバーベル(重りのついた棒) を持ち上げ、その重さを競います。バーベルを持ち上げるのはわずか３秒程度ですが、一瞬にかける選手たちの集中力、精神力は腕力以上に見ごたえがあります。近年では競技人口が110カ国にまで広がっています。

パラリンピックにおいて、第1回のローマ1960大会から継続して実施されている競技のひとつです。実は、オリンピックで卓球が正式競技となったのはソウル1988大会からで、パラリンピックの卓球の方が先に始まっています。選手はそれぞれの障がいに応じた独自のプレースタイルを持っており、相手のスタイルを見極めながら戦略を練らなければ、勝つことはできません。

下肢などに障がいのある選手が、競技用車いすを巧みに操作しながらプレーする車いすバスケットボール。車いすで走るスピード感や素早いパスワークなど車いす同士の激しい攻防が魅力の競技です。

車いすラグビーは、車いす同士のぶつかり合いが許された唯一のパラリンピック競技です。タックルにより、勢い余って車いすが転倒するなど、迫力満点な試合展開が見どころです。

選手は様々な技術を使って相手のコートに正確なボールを打ち返し、お互いに得点を競います。素早いチェアワークやスピード感あふれる激しいラリーが見どころです。

アイスホッケー（旧アイススレッジホッケー）は、脊髄損傷や切断など下肢に障がいのある選手がスレッジと呼ばれる専用ソリに乗って行うアイスホッケー。アイスホッケーさながらの激しいボディチェックが認められていて、「氷上の格闘技」とも呼ばれている。

プラスチック製の直径20～30cm程度のディスク（円盤）を回転させて投げて、遠投力や正確度などの技術を競います。
3回ディスクを投げ、最も遠くまで投げた記録を競う「ディスタンス」と、5mまたは7m離れたゴールに向けて10回投げ、その通過回数を競う「アキュラシー」の2種目があります。

スルーネットピンポンは、年齢や障害の有無を超えて、誰もが楽しむことができるバリアフリースポーツです。一般の卓球とは異なり、音のするボールを転がし、台上4.2センチに張られたネットの下を通す形で打ち合います。ラケットはラバーの貼られていない木製のものを使用します。
視覚障害者の間で行われているサウンドテーブルテニス（盲人卓球）のルールからアイマスクの着用を除外し、視覚障害者だけではなく健常者や視覚以外の障害がある方も、同一ルールの上でプレーすることができます。

手のひら健康バレーは、軽量ボールを指でなく、手のひらに当てて、ボールを落とさないように何回続いたかを仲間と一緒に楽しむ新しいスタイルのレクリエーションスポーツで、障害や体力に応じてそれぞれ楽しみ方があることも特徴。

視覚障がい者（弱視）がプレーするラグビー。ボールや人の距離感がわかりにくく、目でボールを追うことが出来ないため、視覚以外のコミュニケーションを中心に行う。弱視の選手にとって、走る、目標物に向かってボールを投げる、ボールをキャッチすること等は「すごい」ことであり、そのような状態の中で発揮される勇気、コミュニケーション、そして緻密な戦術等、様々な要素が合わさった時に一つのプレーが実現する。

2022年1月28日（金）から30日（日）まで東京ビッグサイト等で開催する「東京eスポーツフェスタ2022」のPRを兼ね、エイジレス、ジェンダーレス、エリアレス、ハンディキャップレスという特徴を持つeスポーツの展示・体験企画を実施します。

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パラリンピックのアーチェリーでは50mまたは70m 先の的に矢を放ち、得点を競います。腕に障がいのある選手は口で弦を引いたり、足で弓を支えたりと個性溢れるスタイルで戦います。
個人戦1射30秒、チーム戦1射20秒という短い制限時間のなか、矢を放ち続ける選手の集中力が見どころです。

カヌーはリオ2016大会でカヤック種目が正式競技となり、東京2020大会からヴァ―種目も追加されました。200mの直線コースのゴールを目指す選手のスピードと力強さが見どころです。

屋外の道路を使用する「ロード」と、自転車競技場で行う「トラック」の２つのカテゴリーがあり、肉体の限界までペダルを漕ぎ、時速60kmものスピードで観客の前を走り抜ける様子は迫力満点です。

動物と共に戦う唯一の競技です。人馬が一体となり、いろいろな歩き方や図形を描きながら演技する姿は見るものを魅了します。

アイマスクをつけた選手たちが、音が出るボールを追って、自由に走り回り、相手ゴールを目指す迫力あるプレーが繰り広げられます。

パラリンピックの柔道は全盲や弱視など見え方の違う選手同士が、同じ階級で対戦します。両選手がお互いの襟と袖を決められた位置でつかみ、組んだ状態から試合を始めるのが特徴です。オリンピックの柔道と違い組み手争いがないため、試合開始直後から一本狙いの大技が繰り出されるなど、大迫力の試合展開を目の当たりにすることになります。

スタートの合図で一斉に漕ぎ始め、ボートの先端がフィニッシュラインを通過した順に順位が決まる競技です。シングルスカルは個人技や身体能力の競い合いが魅力で、ダブルスカルと舵手つきフォアはさらにチームのコンビネーションもポイントとなってきます。

「ライフル」もしくは「ピストル」と呼ばれる銃器を使って標的を撃ち抜き、その合計得点を競い合います。究極の集中力を競う射撃では、呼吸や鼓動すら照準のブレを生みます。近年では選手の技術や競技で使われる銃の性能が向上したことで、満点連発のハイレベルな戦いも少なくありません。

シッティングバレーボールとは、床にお尻をつき、座った状態でプレーする6人制のバレーボールです。選手はお尻を床に付けたまま、腕の力などでお尻を滑らせるようにしてコート内を移動することが求められます。

パラリンピックの水泳は、第1回ローマ1960大会から行われている歴史ある競技のひとつです。選手は障がいに応じて全身を駆使して泳ぎます。その個性豊かなフォームは「残されたものを最大限に活かす」というパラリンピックの精神を見事に体現し、見るものを魅了します。

テコンドーは東京2020大会から正式競技に採用される蹴り技による格闘技です。パラリンピックでは、上肢に切断や機能障がいがある選手が対象のキョルギ（組手）が行われます。相手との至近距離で対峙し、繰り出される様々な蹴りの応酬は迫力満点です。

リオ2016大会から正式競技となったトライアスロンは、1 人で3 つの種目（スイム、バイク、ラン）を連続して行い、その合計タイムで競います。次の種目へと移る「トランジション」も重要なポイントです。

パラリンピックにおけるフェンシングはフットワークが使えないだけに相手との距離が常に近いので気が抜けず、強い精神力や集中力が求められる競技です。
間合いゼロから始まるスリリングな戦いは、息する暇さえ与えてくれないほどの緊張感で、選手の集中力だけでも見応え十分です。勝利のためには、剣さばきのテクニックやスピードが重要なポイントです。

ウィンタースポーツといえば「スキー」が思い浮かぶ人がいること思います。もちろん車いすの人も例外ではありません。足に障害があり、立ってスキーが行うことが難しい方々のスキー、それが「チェアスキー」です。

日本チェアスキー協会のＨＰより引用

障がい者だけでなく、健常者も参加できるスポーツです。
ローリングバレーボールとは、名前の通り、「玉を転がす」バレーボール。
バレーボール用ネットを床から30～35cmまでの高さに設置し、その下をボールを転がして行うスポーツです。

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100分の1秒を争うスピード、テクニックが求められる冬季大会の花形競技、アルペンスキー。

競技は国際スキー連盟（FIS）の規定に準じて実施されるが、障がい特性を考慮して一部を変更している。
選手は障がいの種類によってスタンディング（立位）、シッティング（座位）、ビジュアリーインペアード（視覚障がい）の3カテゴリーに分けられ、その中で順位を競う。
また各カテゴリーでは障がいの種類や程度によってクラス分けが行われ、各選手に係数が設けられ、実走タイムにその係数をかけた計算タイムによって順位が決まる（計算タイム制）。

「走って撃つ」を繰り返す競技バイアスロン。速く走るスキー技術と止まって正確に的を撃つ射撃技術の両方が求められる、動と静という正反対の要素を併せ持った競技で、選手は立位、座位、視覚障がいの3つのカテゴリー分けられ、男女別に各カテゴリーで順位を行う。
アルペンスキー同様、実走タイムに障がいの程度に応じて設定されている係数を掛けた計算タイムで順位を決める。

雪の上をスキーやストックを用いて走るクロスカントリースキーは、アップダウンのあるコースで順位が競われ「雪原のマラソン」とも呼ばれている。
競技は国際スキー連盟（FIS）の規則に準じるが、障がい特性を考慮して一部を変更している。
選手は障がいの種類によってスタンディング（立位）、シッティング（座位）、ビジュアリーインペアード（視覚障がい）の3カテゴリーに分けられ、その中で順位を競う。
また各カテゴリーでは障がいの種類や程度によってクラス分けが行われ、各選手に係数が設けられる。
順位は実走タイムにその係数をかけた計算タイムによって決められる。

2014年ソチ大会からアルペンスキーの1種目としてパラリンピックに登場し、2018年平昌大会からは独立した1競技として行われることになったスノーボード。
変化に富んだコースを卓越したバランス感覚で滑走するエキサイティングなレースが見どころとなっている。
選手は障がいによって上肢障がい１クラス、下肢障がい2クラスに分かれて男女別に競技する。

車いすカーリングは、車いす使用者によるカーリングで、スウィーピング（ブラシで掃くこと）は行わず、助走することなく手またはデリバリースティック（棒状の補助具）を使ってストーンをリリースする。
1試合は8エンドで、1エンドにつき各選手2個ずつストーンが与えられ、各チーム交互にハウスと呼ばれる円に向かってストーンを滑らせる。
各エンドの勝敗は、ストーンをハウスの中心に最も近づけたチームが勝ちとなり、ハウスの中心から最も近い敗けチームのストーンよりも内側にある勝ちチームのストーンの数が得点となる。これを8エンド繰り返し、総得点で勝敗を決める。