資料室

介護予防に役立つ スポーツ・レクリエーション活動 Part-2

「身近なレクリエーション活動!」

レクリエーション活動(以下レク)を分類すると、
身体型活動:運動・体操・スポーツ・活動的ゲーム
文化型活動:音楽・美術・鑑賞・読書
教養型活動:パソコン練習・映画
娯楽型活動:パチンコ・マージャン・囲碁・将棋
休養型活動:くつろぎ・ぶらぶら・温泉にはいる
移動型活動:ドライブ・旅行
社交型活動:お茶・雑談・グループゲーム・食事会
自然型活動:散策・花見・庭いじり
奉仕型活動:手伝い・ボランティア活動
催事型活動:祭・誕生会
など、となります。
レクはともすると、特別に何かを行うこと、集団のゲームなど、と思われがちですが、上記のような日常生活の場面もレク活動と呼べます。
活動を「楽しもう」、「工夫してやってみよう」という能動的な働きかけが、レクとなるものです。特に身体型活動の場面で、こうした考えをもってレク活動を行うことは、介護予防への効果が十分に期待されます。
普段の動きにいつもと違う体の動かし方をすることは体力保持や筋力の維持に繋がり、体の元気を創り出します。

ちょっとプラスでより楽しく!

音楽を聴きながら、リズムに合わせて手を叩くなど体を動かしてみたり、テレビを見ているとき両手の指を組んで、上下左右に伸ばしたり、歯磨きの時いつもと反対の手で磨いたり。 いつもの活動にひと工夫(アイディア・エッセンス)をプラスすることで活動の幅が拡がり、さらに楽しさが増してきます。 普段何気なく行なっていることに、自分なりの楽しみ方(アイディア)をプラスし、メリハリのある生活づくりをしてみませんか。 次の体操でレクの楽しみを実践しましょう。

「新聞紙でおっとっと!」

  1. 新聞紙を丸めて1本の棒を作ります
  2. 手の平に立ててのせ、棒が倒れないようにバランスをとりましょう
  3. 上手くバランスがとれたら、違う方の手でもやってみましょう

「さらに挑戦!」

  1. 片手で棒の下側を持ちます
  2. 一瞬、棒から手を離し、落ちていく棒の真ん中で握ります
  3. もう一度同じ動作で棒の一番上で握ります

新聞棒を落とさずに、上手くキャッチできましたか!?

  1. お手玉を1つ、上に投げて、キャッチします
  2. できるようになったら、お手玉2つでいろいろな動きに挑戦しましょう
  3. お手玉の替わりにハンカチや、タオルを丸めてもできます!

「イメージハイキング」(イスに座ってのウォーキング)

  1. 少し浅めに椅子に座ります
  2. 花と緑が溢れる小高い草原や野山をイメージしながら腕と脚を動かしましょう
  3. 途中坂道や、脚で小石を蹴るなどいろいろなイメージを膨らませながらリズミカルに歩きましょう

いかがですか? ちょっとした工夫で楽しさは倍々に増えることでしょう。 動きの工夫は、それぞれでアイディアを出して考えてみましょう。 自分なりの楽しみ方をプラスして、生活をより楽しく、いつまでも元気に過ごす体づくりをしていきましょう!