資料室

手軽にできる 介護予防 Part-5

「介護予防体操」

寝たきり予防の対策、皆さんはどうされていますか? 一言でいえば『こまめに身体を動かすこと』が一番の予防策です。 では何を『こまめ』かというと……具体的には、腹筋や下半身の筋力を保つこと、たくさん動けるスタミナ(全身持久性)をつけておくことです。 日常生活の何気ない動作や、普段使っているモノなどもちょっと視点を変えると寝たきり予防の効果的な方法となります。 ぜひ試してみましょう。

タオルギャザーリング(足裏の筋力アップ)

開いて

ぎゅっ!

  1. 椅子に腰かけます
  2. 床にタオルを広げて片方の端に両足を乗せます
  3. 両足指を曲げてタオルをたぐり寄せます
  4. 余裕があれば2回行います
  5. バランス・つまづきの予防に効果があります

よっこらしょっと!(下半身の筋力アップ)

  1. 両脚を前後に開きます
  2. お腹と両脚の太腿に力をこめて立ち上がります
  3. バランスが上手くとれない場合は、テーブルに手を添えて行います
  4. 左右交互に6〜8回繰り返します。もちろん同じ脚でも構いません

アブドミペット(腹筋・内転筋群の筋力アップ)

  1. 太腿にペットボトルを挟んで椅子に腰かけます
  2. 挟んだペットボトルを落とさないようにお腹に力を入れて両脚を持ち上げます
  3. 6〜8回繰り返しましょう
  4. ※ペットボトルに入れる水の量で重さの調節をしましょう

プラス3センチウォーク(脚力・全身持久性のアップ)

姿勢を正して歩きます
1.歩幅を普段よりも3センチ広げて歩いてみましょう
※長い距離はもちろんですが、はじめは少しの距離から
(居間からトイレまで、など)始めてみましょう

日常の何気ない行動や普段使っているモノの使い方、考え方でいろいろな体操・運動に早がわりします。
皆さんもご自身の動作などを探してみませんか。

次回は『介護予防と社会参加』についてです。